伝える事を意識する

伝える事を意識する

美容師は髪を切ったりパーマをかけたりすることについては「プロ」です。ですからそういう技術面においてお客さんに迷惑をかけるような事をしてはならないのですが、お客さんとのコニュニケーションに関しては、決してプロだとは言えないかもしれません。近年美容室と言う場所がお客様優位になってきていてそのためまるで美容室がサービス業であるかのごとく思われている節がありますが、本来はそういう所ではなかったように思います。ですからサービスばかりに力を入れている美容室では技術が伴っていない所も多いような気がします。あの手この手でお客さんを引き寄せようとばかりするからですね。ですが本当はお客さんとのコミュニケーションと言うのは、失礼が無いようにするのは当然かもしれませんが、それ以上の事に対しては双方の気遣いによって成り立つ部分もあると思うんですね。なんでもかんでも「美容師はプロだから私の言いたい事は解ってくれるはず」と考えているお客さんがいるとしたら、それは少し傲慢な気がしますね。そのような関係が成り立つのはお客さんが常連さんとなり、美容師とのコミュニケーションがスムーズにできるまでの信頼関係が築けてからの事だと思います。お客さんは自分の希望をしっかりと美容師に伝える努力をする事で、その後美容師とうまくコミュニケーションが図れるかどうかが決まってくると思われます。美容室と言う所はヘアスタイルを整えてもらって、その対価を支払う、という場所です。ですから私達は結構「お金を払っているんだから」という態度で美容室に通っているのではないでしょうか。もちろんそれは事実ですし間違った考え方ではないでしょう。料金をお客さんに払ってもらっている以上、その料金に値する満足感をお客さんに与えるのが美容師の仕事と言ってよいでしょう。ですが美容師に髪を切ってもらう、という事は物を売り買いするのとは違う複雑な人間関係があると思うんですね。お客さんにとっては自分の容姿を美容師の手に委ねる、という事になりそれはお客さんにとってはかなり重要な事です。美容師はその事の重みを十分に感じながら仕事をするべきだと思われます。つまりお客さんは美容師が思っている以上に思い入れを持って美容室に来店している、という事ですね。一方で私達は、委ねている相手は機械ではなく感情を持った人間である、という事を忘れてはならないでしょう。すべてが思った通りに行く、という事は実際にはあり得ない事と言っても良いかもしれません。ですがそれでも満足のいくスタイルを求めるなら、少なくとも美容師に気持ち良く仕事をしてもらえるような態度をするべきだと思うんですね。出来栄えがすべて美容師の良し悪しか、というと、そうではなくお客さんの言動が左右している事もかなりあると思います。府中 美容院